今日のにゃんこ 6ねこ目 縄張り持ちの大鎌猫
新セット、カルドハイムが発売されたことにより、全体強化の枠を、《栄光の頌歌》から《兵員の結集》に差し替えすることができるようになりました。
それと同時に、3マナから2マナに変わったことで、2マナのねこ様の代わりに、3マナのねこ様をデッキに採用することができるようになりました。そこで、新たにお迎えしたのが、この《縄張り持ちの大鎌猫》です。
マナレシオが0.5と、スタッツとしては微妙ですが、それを「上陸」能力で補います。「トランプル」能力もついているので、「上陸」でのパンプアップとの相性もよく、ロードねこ様と一緒に並べば、相手への驚異となるでしょう。
ただ、3マナには、《孤児護り、カヒーラ》や、《誇り猫》など、良い働きをするねこ様が多いので、まだまだ調整の余地があると思います。
デザインが好きなので、★5つ
スタッツ ★★☆☆☆
能力 ★★★★☆
デッキに4積み ★★★★☆
フィニッシャー ★★★☆☆
デザイン ★★★★★
今日のにゃんこ 5ねこ目 青銅皮ライオン
MTGでは、ありがたいことにネコ科の動物たちは、クリーチャータイプ・猫になり、虎、チーター、サーバルキャット、と種類が犬クリーチャータイプ・犬に比べて豊富に存在します。
もちろん、このライオン、《青銅皮ライオン》もクリーチャータイプ・猫です。
注目すべきは、マナレシオが1.5となる、2/3/3のスタッツ。1ターン目に1マナのねこ様、2ターン目に《青銅皮ライオン》、3ターン目に、《猫の君主》や、《栄光の頌歌》などでねこ様を全体強化、というムーブができれば、3ターン目にはおおよそ6点のクロックになります。
ですが、逆にこのスタッツが目立って、真っ先に除去の標的になることが、欠点の一つです。ただ《猫の君主》、《孤児護り、カヒーラ》などのロードねこ様の代わりとなって除去を受けると考えると、安い交換では、とも考えることができます。
除去を避けて場に出したい場合、「破壊不能」を付与する起動型能力が使える4マナが貯まるまで待つと良いと思います。
能力はこの起動型能力だけで、単独ではフィニッシャーにはなりづらいですが、戦闘参加時にコンバット・トリックで使ったり、白の全体除去から守るなど、幅広く活用することができます。
スタッツ ★★★★★
能力 ★★★☆☆
デッキに4積み ★★★★★
フィニッシャー ★★★☆☆
デザイン ★★★★☆
今日のにゃんこ 4ねこ目 葉状地のフェリダー
都市をも踏み潰せる恐ろしい巨獣から、人の肩に乗れるほどのずる賢い小動物まで、あらゆる姿形と大きさのものが存在するイコリアには、優秀なねこ様が多い次元です。
《孤児護り、カヒーラ》、《たてがみサーバル》とともに、イコリアからねこデッキに採用しているのが、この《葉状地のフェリダー》です。
その魅力は、なんと言っても、「警戒」を持つねこ様全てをタッパーに変える常在型能力です。
一見地味にみえるタップ能力ですが、相手のブロッカーを排除したり、相手のフィニッシャーを攻撃参加できなくするなどと、攻守に活躍します。除去が少なく、「飛行」を持つねこ様が少ないデッキのウィークポイントを補います。
特に、《孤児護り、カヒーラ》とのシナジーは、ゲームを決めるほどのボードコントロール力があります。
ねこ様を並べて、《孤児護り、カヒーラ》の「警戒」を付与する能力、葉状地のフェリダー》のタップ能力で、盤面を制圧するのが、現スタンダードねこデッキの最大の勝ちパターンになっています。
スタッツ ★★★★☆
能力 ★★★★★
デッキに4積み ★★★★☆
フィニッシャー ★★★★★
デザイン ★★★★☆
ねこデッキ レシピ公開 ゼンディカーの夜明け
新セット【カルドハイム】が発売されました。そこで、【カルドハイム】発売前までアリーナで使用していた、【センディカーの夜明け】までの、ねこデッキのレシピを公開したいと思います。
フォーマットはMTGアリーナ、スタンダードBO1です。そのため、アリーナ専用カード(《幸運な野良猫/Charmed Stray》はスタン落ちしていますが、アリーナ基礎セットに含まれています)も使用しています。また、1本勝負のため、「相棒」以外のサイドボードは用意していません。
クリチャー・タイプに「猫」を持っていれば、複数クリチャー・タイプを保持していても、ねこ様としてお迎えしています。多相の戦士は、ねこ様ではありません。
ねこデッキZDR | |
---|---|
デッキリスト | |
3:《豊潤の神殿/Temple of Plenty》
4:《青銅皮ライオン/Bronzehide Lion》 |
4:《払拭の光/Banishing Light》 2:《堅実な立ち位置/Solid Footing》 4:《栄光の頌歌/Glorious Anthem》 2:《ガラクの蜂起/Garruk's Uprising》 2:《スカイクレイブの大鎚/Maul of the Skyclaves》 2:《フェリダーの撤退/Felidar Retreat》 16 other spells 1:《孤児護り、カヒーラ/Kaheera, the Orphanguard》 |
戦略は、ねこ様たちを並べて、強化して、殴り勝つ、という、いたって単純なビート戦略です。
ねこ様たちを強化する以外のスペルは、デッキのウィークポイントを補うスペルを採用しています。
成績は勝率5割程度。ブロンズランクからゴールドランクまで上がっていけます。
相手のパーマネントを除去するスペルは、《払拭の光/Banishing Light》だけですが、こちらは、ねこ様の能力で補っています。
逆に相手からの除去の対策スペルは、入れていません。このランク帯だと、単体除去が多く、全体除去はほとんど使われてなかったため、メタるほどでもないかと思い、攻撃に重点をあてたスペルを採用しています。
入れ替え候補としては、《台地のオオヤマネコ》、《幸運な野良猫》、《堅実な立ち位置》、《スカイクレイブの大鎚》でしょうか。
3マナに良いねこ様がいるのですが、3マナ域が混雑しているため、採用させづらいのが現状です。
また、《堅実な立ち位置》は《たてがみサーバル/Maned Serval》と合わせたコンバット・トリックとして使いやすく、重宝しています。ただ、エンチャントが多いので、《きらきらするすべて》と入れ替えるのに一考の余地があると思います。
《スカイクレイブの大鎚》は、飛行対策と、相手に使われたら嫌なスペルだったので、採用しています。元々この枠には、《孤児護り、カヒーラ》を採用していましたが、伝説のねこ様であることと、「相棒」で いつでも手札に入れれるため、入れ替えてみました。
飛行クリーチャーを並べられたり、赤単のバーンスペルや、白を中心とした全体除去、には弱いですが、勝利至上主義でもなく、勝てる範囲でカジュアルに楽しむ程度なので、満足してプレイしています。
新セットねこ枠 カルドハイム
新セット【カルドハイム】が発売されました。早速、新セットの猫クリーチャー、ねこデッキに入るスペルを見ていきましょう。
まずは、猫クリーチャーから
このセットの猫クリーチャーは、この子《神の間の守護獣》のみでした。
新キーワード「予顕」がついていますが、ウィニー寄りのねこデッキにおいて、6マナは致命的です。現段階では、残念ながら、ねこデッキの新戦力にはなれないです。
続いてクリーチャー以外のカードです。まずは、プレビュー期間から、能力、デザインともに話題の《エシカの戦車》です。
能力もさることながら、カードのデザイン、トークンの猫様のデザインともに美しく、発売前からねこデッキの主軸になると期待していました。
しかし、実際にねこデッキに入れて使ってみると、思ったよりハマりません。
原因として考えられるのは、クリーチャーになったときに、《猫の君主》や《孤児護り、カヒーラのロード能力の恩恵を受けれないことです。
加えて、場にでたときは、相手にも同じサイズのクリーチャーがいる可能性が高く、戦闘に参加できないと、能力のトークンコピーが起動できません。
ねこデッキでの活躍を考えるなら、《運命のちらつき》とのコンボが考えられます。ETB能力を活かして、トークンを増やし、ロードの能力の恩恵を受けるクリーチャーを増やす戦略が良さそうです。
最後に、《兵員の結集》です。《栄光の頌歌》と同じ、全体強化エンチャントですが、クリーチャータイプを選択する制限は、ねこデッキのため、デメリットなりません。
1マナ軽くなったこと、シングルシンボルになったことで、《栄光の頌歌》と入れ替えて使っています。空いた3マナ域に、ねこ様を新たに迎えることができ、現在のところ、ねこデッキにおける新セットのトップレアです。
《エシカの戦車》の活かし方を考えつつ、新セットを楽しみたいと思います。
今日のにゃんこ 3ねこ目 たてがみサーバル
テレ東で絶賛放映中のバイプレイヤーズは、バイプレイヤー=脇役をフィーチャーしたテレビドラマです。様々な役者さんが、自分役を演じていて、毎週楽しみに観ています。
ドラマに名バイプレイヤーが必要なように、ねこデッキにも、《猫の君主》や《孤児護り、カヒーラ》のロード能力を受ける、バイプレイヤーが必要です。それが、この《たてがみサーバル》です。
スタッツは2/1/4と、マナレシオは1.25と1を越えています。タフネスが高いことにより、序盤は壁として、プレイヤーを守り、終盤まで長く盤面の居続けることができます。
加えて、ロード・クリーチャーで強化しながら、「警戒」能力を活かして戦闘に参加させることができます。
そして、デッキには、この子を主役にする1枚をいれましょう。
同セット・イコリアに収録されている《堅実な立ち位置》は、1マナで《たてがみサーバル》をフィニッシャーに変えます。 「瞬速」を活かしたコンバット・トリックで、チャンプブロックと見せかけて、相手クリーチャーを討ち取ったり、相手のブロック・クリーチャー指定後の打点の底上げにも使えます。
クリーチャーとしてのデメリットはほとんどないですが、シナジーを他のカードと活かせない状態で、ゲーム終盤に引いた場合、活躍できないのが残念です。
スタッツ ★★★★☆
能力 ★★★☆☆
デッキに4積み ★★★★★
フィニッシャー ★★★☆☆
デザイン ★★★★☆
今日のにゃんこ 2ねこ目 孤児護り、カヒーラ
2010年南アフリカWカップ。ベスト16に進出した日本代表の屋台骨を支えたのが、中澤佑二と闘莉王のCBコンビでした。
そんなCBコンビのような、現スタンダードのねこデッキの屋台骨が《猫の君主》と、この《孤児護り、カヒーラ》です。
スタッツは3/3/2と、残念ながらショック1枚で除去されるタフネスですが、それが気にならないのが、イコリアで登場したキーワード能力「相棒」です。
「相棒」能力は、手札に加えるために3マナ払う必要がありますが、逆に3マナさえあれば、いつでもロード能力を持ったこの子を手札に加えられます。
ちなみにこの子の「相棒」能力を使う条件は、デッキ構成を指定された5つのクリーチャー・タイプの部族デッキにする必要がありますが、ねこデッキなのでデメリットにはなりません。
また、ロード能力に加えて、ボードにでることで仲間の猫たちに「警戒」を付与する能力は、戦闘に参加させやすくします。この能力で戦闘に参加し、相手のクリーチャーを倒したり、クロックを稼いで勝利に近づけます。
最大のデメリットは、伝説のクリーチャーということ。そのため、デッキに4枚積んでも腐ることがあるので、デッキには相棒として1枚のみにするか、多くても相棒1枚、デッキに2枚の計3枚にするか判断する必要があります。
スタッツ ★★★☆☆
能力 ★★★★★
デッキに4積み ★★★☆☆
フィニッシャー ★★☆☆☆
デザイン ★★★☆☆